日本列島が桜色に染まる頃となりました。
春風とともに心癒される季節の到来です。
3月下旬から桜前線が毎日報道されるのは世界広しといえども、日本だけ。
それだけ桜は私たち日本人にとって、特別な花なのですね。
桜の種類はソメイヨシノが大半ですが、200種以上にも及ぶと言われています。
滝のように流れ咲く優美な枝垂桜や、ピンク色濃い華やかな八重桜も春の空によく映えます。
明るい日差しの中での桜も見事ですが、一度、宵の頃に観た桜は今でも忘れられません。
妖艶で、すごみがあって……、、圧巻でした。
昼と夜で、これほど表情が違う花も珍しいかもしれません。
世界にも桜の名所は数多くありますが、アメリカの首都ワシントンにあるポトマック河畔の桜並木も有名です。
その昔、日米友好の証として、日本から3000本の苗木が贈られた当地では、折しも100年の節目に当たる今年、毎年開催される「全米桜祭り」で様々な100周年記念行事が予定されています。
花曇り、花冷え、花明かり、花笑み、花霞、花筏など、日本には桜にちなんだ美しい言葉が幾つもあります。
「願わくば花の下にて春死なん その如月の望月の頃」と詠んだ西行も、桜をこよなく愛した一人です。
風吹けば一瞬にして散りゆく桜。
美しいけれども儚い、そんな刹那の美が私たちの心をとらえて離さないのでしょう。
忙しない日々、桜尽くしのひとときに癒されてみませんか。